島の力で完結させる。圧倒的スケールのライブ配信【愛らんどリーグ2026in八丈島】
- 八丈写真館
- 11 分前
- 読了時間: 5分

八丈島も厳しい残暑が続いております。 島には心地よい海風が吹き抜け、青空には夏の深い色が広がっています。
今年は例年にくらべ、 八丈富士にかかる雲が軽い気がします。 ほぼ毎日山頂を楽しめています。
2026年7月24日-26日。 東京の島々を熱くさせる一大スポーツイベントである、 【愛らんどリーグ2026】の全編ライブ配信を担当させていただきました。 会場は<< 大賀郷園地 >> https://cloud-jp.insta360.com/share/jp/3b9c8r3N7N0M168C5913827328
ここは東京都の管轄の園地であり、基本的にドローンが飛行することや、そもそも配信用のヤグラを建てて占有することができないエリア。
昨年の大会でも配信を成功に収めることができ、
今年も完全に信頼してお任せいただけたことが何よりの励みになりました。
だからこそ、今年はチームみんなで「昨年以上の圧倒的なクオリティ」を目標に、
持てる技術と情熱をすべて注ぎ込みました。
本日は、その配信の裏側と、配信を支えた技術についてお話ししたいと思います。

1. 視聴者と会場を繋ぐ「特設サイト」と驚異的な反響
今年の最大の挑戦は、配信用の「特設HP」を制作・公開したことです。 昨年までYouTube直接の配信画面でしたが、特設サイト内にYouTubeリンクをいくつも配置するシステムを構築しました。
これにより、視聴者の方々は手元のスマートフォンやPCから、
同時に2コート(最大3コート)の試合を自由に切り替えながら
視聴できるようになりました。
さらに、サイト内に「コメント機能」を実装しました。
私たちの想定を遥かに超える反響をいただくことができました。
寄せられた応援コメント: 401件
特設サイト閲覧数: 5,618ビュー
YouTube配信 再生数(のべ): 8,719回 (予選A:1519回、予選B:1348回、決勝A:1646回、決勝B:2131回など)
SNS用 事前周知動画 再生数(のべ): 5,022回
八丈島の人口に迫るような、信じられないほどのアクセス数です。
何より嬉しかったのは、視聴者の皆様から寄せられた温かいお声の数々でした。
「会場で暑い中見るより、家でテレビを見る感覚で快適に応援できてよかった」
「進学で上京しているけれど、コメントで地元のチームを応援できて嬉しかった」
「離れた別の島に住んでいるが、MCの方に自分のコメントを読んでもらえて、一緒に応援している気持ちになれた」
「映像のクオリティがハンパなかった!やばかった!」
これこそが、私たちが映像の力で実現したかった「繋がり」の形です。
距離や環境を越えて、人と人とが感動を共有できる空間を作れたことに、
やりがいと達成感を感じています。
2. 機材構成
ここからは、少しマニアックな機材と技術のお話をさせてください。
①スターリンク(Starlink)2台運用による回線の安定化

屋外からの高画質ライブ配信で最も怖いのが「通信回線の途絶」です。
昨年は複数の携帯キャリア回線を束ねて通信を安定させる「ボンディング」という技術を活用しましたが、想定していたほどの安定感を得られず苦労しました。
そこで今年は、衛星通信システムであるスターリンクを2台体制で導入。
結果として、複数コートの同時高画質配信を一度も途切れさせることなく完遂できました。
②OBS上での技術飛躍
配信ソフト「OBS」の構築も大幅にアップグレードしました。
シュートが決まった瞬間の演出や、リアルタイムの点数表示、
そして特設サイトに集まったコメントを配信画面上にテロップとして表示させるシステムを組み上げました。これにより、視聴者からは「状況が分かりやすく、プロスポーツのテレビ中継みたいだ」と大変好評でした。
③過酷を極めたドローン2台体制

空からのダイナミックな視点を取り入れるため、DJIのドローンを2台体制で運用しました。航空局等への各種申請手続きは非常に複雑で労力がかかりました。当日のバッテリーローテーションもギリギリのところ、その苦労を補って余りある素晴らしい映像をお届けできました。
④5台カメラと2機のドローン, コートマイク音響の機材体制

基本的に2コート同時進行です。 1コートあたり3台のカメラと2台のマイクで収録しています。 ゴールポストに弾かれる音や、声援などを捉えることで、より臨場感を増して配信できたと感じています。
3. 島民の力で完結させる「チーム八丈島」の底力

この壮大なミッションを成功に導いた最大の要因は、他でもない「島民の力」です。
配信用の大型ヤグラの設営や、細やかな現場の進行サポートに至るまで、
すべて島で暮らす仲間たち「自分たちの島のイベントを、自分たちの手で最高のものにしよう」という共通の熱量を持ったスタッフたちの連携は、どんなに優秀な外部の撮影チームにも負けない圧倒的なシナジーを生み出しました。
安定した電力供給のために、特別配線頂いたり、
ドローン監視役、空港との連携するために人員をお借りできたり等など。
「チーム八丈島」として地元リソースを結集し、この大プロジェクトを自分たちの手で成し遂げられたことは、私たちにとって大きな誇りです。この島に暮らす人々の技術と情熱を掛け合わせることで、ここまでハイクオリティなものを創り出せる。その素晴らしさと頼もしさを、今回の配信を通じて島内外の多くの皆様にお伝えできたのではないかと感じています。 これからも私たち八丈写真館(studioBAUM合同会社)は、今回の成功に満足することなく、ドローンのさらに高度なオペレーションや、次世代の配信システムなど、常に先端技術へのアップデートとチャレンジを続けてまいります。
皆様の想いを最高のクオリティで形にし、八丈島の魅力をさらにアップデートしていくために、これからも精一杯走り続けます。 これからの八丈写真館の挑戦に、どうぞご期待ください。
👇愛らんどリーグ2026 特設サイト👇

コメント